共同研究・競争的資金等の研究課題

2003年 - 2005年

過敏性腸症候群のストレス感受性と遺伝子多型の日米比較

文部科学省  科学研究費補助金(萌芽研究)  萌芽研究

課題番号
15659145
体系的課題番号
JP15659145
資金種別
競争的資金

過敏性腸症候群は、患者のQuality of Lifeの著しい低下を招き、21世紀に重視されることが確実視される重要な消化器病である。過敏性腸症候群の罹患数は多く、欧米では全人口の8-15%を占め、国の医療費に対する負担も巨額となる。過敏性腸症候群の病態においてはストレス感受性と抑うつ、不安を代表とする心理的異常が深く関与する。しかし、わが国における実態は不明である。ここから、過敏性腸症候群の病態形成における遺伝と環境の相互作用をクロスカルチャー分析することにより、本疾患の発症機序に迫ることができると仮説づけた。本年度の目的は欧米の調査法と調和させたわが国における過敏性腸症候群の実態を調査することである。対象は一般ボランティア304例である。消化器症状をRome II Modular Questionnaire (RIIMQ)で、ストレス感受性をPerceived Stress Scale Scale (PSS)、Self-rating Depression Scale (SDS)、State-Trait Anxiety Inventory (STAI)、Tronto Alexithymia Scale 20-items (TAS-20)で分析した。上肢より静脈採血し、末梢血からDNAを抽出し、PCRで増幅し、電気泳動によりセロトニントランスポーター遺伝子多型(5-HTTLP...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/15659145
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15659145
ID情報
  • 課題番号 : 15659145
  • 体系的課題番号 : JP15659145