研究ブログ
日本産無節サンゴモの分類と分布
「日本産無節サンゴモの分類と分布 (Taxonomic and distributional accounts on the non-geniculate coralline algae in Japan)」が出版されました。
PDF版(56.3 MB):https://www.kaiseiken.or.jp/publish/reports/lib/2023_28.pdf
馬場将輔・加藤亜記 (2023). 日本産無節サンゴモの分類と分布.
海洋生物環境研究所研究報告, No. 28: 1-252. (104図版,他を含む)
Baba M. & Kato A. 2023. Taxonomic and distributional accounts on the non-geniculate coralline algae in Japan. Report of Marine Ecology Research Institute 28: 1–252. [in Japanese with English abstract]
・日本でこれまでに報告された無節サンゴモ98分類群の分類と分布を見直し,72種3品種を確認するとともに,新たに9種を日本新産種として確認した。
・日本産の各種について,命名法,異名表,詳細な形態の記載と図解,標本に基づく分布を記載。
・主著者馬場氏の約40年間にわたる無節サンゴモ研究の集大成
「夢ナビライブ2022 in Autumn」に参加します
10月15日(土)・16日(日)オンライン開催の「夢ナビライブ2022 in Autumn」に参加します。
「講義ライブ質問対応・研究室訪問」で,大学での研究について紹介します。
(詳しくは,以下をクリック)
ヒライボは「平たい」イボの意味だった--ヒライボの分類学的再検討と新種発見
論文が出ました。所属先のWEBサイトに解説を書きました。
「ヒライボ」
海藻図鑑や海岸生物のフィールドガイドに掲載される数少ない無節サンゴモの1つ
日本語版
サンゴ礁をつくる石灰藻サンゴモ類の新種発見
(写真)沖縄県今帰仁村で撮影(2012年10月)
オープンキャンパスで模擬授業をしました
ワカメの記事が大学の広報誌に掲載されました
広島大学生まれ,安芸灘育ちの養殖ワカメ
https://archive.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/HU-plus_Vol.10/html5.html#page=29
河合塾の「広大魅力発見ブック」に記事が掲載されました
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「広大魅力発見ブック」は広島大学と河合塾が共同制作した、広島大学の新たな魅力を紹介する冊子です。 無料で差し上げておりますので、ご希望の方はこちらからお申し込みください。
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Internatonal Seaweed Symposiumで発表しました
中国新聞に掲載されました
提供した種糸から養殖したワカメが,今年の出荷量の約5%になる1トンほどになったとのことでした。
「ワカメの種苗、フラスコで培養 広島大水産実験所」
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=523289&comment_sub_id=0&category_id=256
広島大生まれのワカメがカットわかめになりました
*安芸灘ワカメ
広島大学生まれの養殖ワカメが出荷されました
学生居室を西条キャンパスに整備しました!
8月も終わり
7月上旬から近況関係はFacebookに移行しました。
こちらのブログはこれで更新終了します(研究者情報は引き続き更新します)。
写真は,実験所の屋外水槽で養生している石灰藻ヒライボです。夏になってから,内生していた別の海藻が出てきたりしています。
早くも7月・・・
写真は,7月の藻場調査で訪れた,愛媛県南西岸で養殖されているアコヤガイ。
6月8日(土)日本応用藻類学会での口頭発表
3月の山梨での日本藻類学会に出られなかったので,「広島県竹原市周辺の海藻相」続報はこちらで発表しました。
6月9日(日)神奈川県三崎市でのサンプリング
共同研究者の方にご案内いただいて,石灰藻サンゴモ類を採集してきました。
そのほか,6月は,今年後期に研究室配属になる3年生向けの卒研テーマの説明とそれに関する講義をしました。今年も,海藻に興味を持った人が来てくれると良いと思います。
7月第1週 愛媛県南西岸での藻場調査
南に向かうほど,サンゴの被度も種数も増え,海藻も亜熱帯で見られる種があっておもしろかったです。
大学のHPを更新しました
入口はこちら。
食文化海藻塾
写真はアナアオサ。
生のまま食べると硬い。
ヒトエグサ・・生のまま味噌汁でもOK。
(後日,佃煮にしたものをいただきました。また,参加者の方と思われる方から,煮ている現場写真もお送り頂きました。ありがとうございました。)
ミル・・水で少し塩抜きをしてから,天ぷらに(二度揚げ)。悪くないですが,噛み切れない感じ。
ツルモ・・茹でてポン酢で。しゃきしゃきした食感。
クロメ・・茹でてポン酢で試してみましたが,ちょっとえぐみが気になるかも。大分では食べるらしいですが,調理法はこれでいいのでしょうか。
シキンノリ・・茹でてポン酢で。茹ですぎると溶けてしまう。
キョウノヒモ・・上に同じ
ツノマタ類・・上に同じ
フダラク・・天ぷら(2度揚げ)。ちょっと硬めだけれど,いいかもしれません。
ツルシラモ・・下ゆでしてから味噌汁に。結構いいかも。
カバノリ・・茹でてポン酢で試してみましたが,ちょっと微妙です。
調理法も開発すると,なおよいかもしれません。山口県では,アカモクが食品として商品化されたそうです。
大崎上島での「食文化海藻塾」開催!
去年より,今年は,海藻の「食」の部分を強化した企画になっていますが,やはり,海藻にどんなものがあるか,あまり知られていないので,海藻のそのものの解説係としてです。
充電式光源の顕微鏡を持って行くのですが,大人も子どもも,熱心に採ってきた海藻を見ようとされます。
お手伝いをお願いした卒研生が,なんと「調理師」の資格を持っているので,町おこしにもぜひそれを生かしてもらえないかな,とも思います。
的場公園の桜
つぼみのある枝もたくさんあって,今週いっぱいが見頃のようです。まだまだ八重桜はこれからだし,来月には藤もきれいそうで,しばらく散歩がてな花見が楽しめそうです。
周防大島アワサンゴ群落周辺の調査
ごくごく小さい岩場の周囲で,大型褐藻が茂る海藻群落から,小型種の海藻群落の中にアワサンゴが点在する場所(写真:緑の丸いものがアワサンゴ),海藻もアワサンゴも見られない場所まで,様々な様相が見られました。
実験所のある竹原にくらべると,暖かい海域の種がいくらか目に付きました。
また,継続して見ていきたいと思っています。
ひさしぶりにドライスーツで潜水しました。陸上は桜がほぼ満開でしたが,水温は12度程度でした。
ルソン島北部でサンプリング
フィリピンでは,ルソン島北部のTuguegarao(マニラから200km北)にあるフィリピン農業省水産資源局(BFAR, Bureau of Fisheries and Aquatic Resources)の支所のお世話になり,現地調査をしてきました。
この支所には,出来たばかりの研究棟(写真)があり,水産物(とくに海藻)の観察や加工に関した設備がありました。オゴノリ類を使った麺を試食させてもらいました。
写真は緑藻ミルとトマトのサラダ。
味は,まあOKでした。もう少し塩抜きしたら,もっといいかもしれません。