研究日誌(study diary)

研究ブログ

仮説を検証する枠組みの検討について

科学の立場から仮説を検証する枠組みの検討について。

科学といっても、論理科学、物理科学、生命科学、社会科学などの分類によっては、確率・分布が異なり、ある境界条件で連続することはあっても統一的に模擬試験する仕組みが十分作れていない段階だと理解しています。

論理科学では、不完全性定理という枠があります。

不完全性定理のすごく簡単な説明

物理科学は経験則で、現在扱っている制約条件以外で成立することを主張していません。

生命科学は遺伝子解析のように現在発展中で断定的な限定で、確率的に検討すべきことがたくさんあるように感じます。

社会科学は、当事者がその系の中にいて、当事者の視野に制限される可能性があります。宗教の記述をどう認めるかは社会科学で扱うと、信教の自由のように、当該社会に打撃を与えることを目的としない限り、相互承認するのがよいというのが経験則ではないでしょうか。

科学は、常に新しい仮説を受け入れ、再現試験を行い定式化します。歴史的事象は再現試験不可能として反論しないというのが科学的態度だと理解しています。

科学者の立場で、教義と相入れない科学は、当該社会に打撃を与えることを目的としているかどうかの社会的判定以外には存在しないという感じでです。

科学を宗教のように信奉される方、宗教と対立して考える方の論説はここでは検討の範囲外です。

科学は、常に対象を限定することによって成立する定式化を行なっており、どこかでは連接できるように努力しています。また、すべての測定できる条件下で成り立つ理論の追求はしています。計測装置の進化により、どんどん扱える範囲がひろがっていくと、観測できたことを統一的に扱う仮説を検証できていない段階ではないでしょうか。

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研究費の配分について

大学、研究機関、民間の研究部門に、どのような研究費を配分するかは、仕事上とても大事なことです。

課題は、配分比率をどう計画するかです。

材料研究は、10年、20年、30年かかる場合があります。
設備は場合によっては億円以上を必要とする場合があります。

そういった、長期巨額研究にどれくらい配分するか。
長期巨額研究を何にするかはとても大事です。

巨額かかる設備の、小規模化、低価格化に取り組む研究も合わせて行なっていることが大事かもしれません。

設備投資ばかりして、その小規模化、低価格化に取り組んでいない分野は成長しないかもしれません。

巨額投資する案件は、その案件の設備の小規模化、低価格化の研究にも、1割以上配分するとよいかもしれません。

企業などでは、研究分野を絞り込むことによって成功した会社もあれば、根気強く続けることによって成功した会社もあるかもしれません。


全体を3分割して、長期巨額案件、短期低額案件、それ以外をうまく近郊させるとよいかも。

成果については、特許、論文に偏って標準化も成果であることを認めない場合があるかもしれません。特許、論文、標準の3つの視点も均衡しているとよいと感じています。
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朝鮮半島の和平のために

日本での日韓関係についての報道の方が、朝鮮半島の和平よりも多いのは、直接の当事者かどうかの違いからやむを得ないかもしれない。

世界の視点では、東西ドイツ、南北ベトナムの統一は歴史的である。
東西冷戦を解消する鍵の役割を果たしたという評価ができるかもしれない。

朝鮮半島は、分断されたままである。

政治、軍事、経済、文化、歴史などの専門家の分析を期待する。

朝鮮半島の和平の間接的な当事者は、隣接した中国、ロシア、日本が担うとよい。
しかし、実際には、アメリカが大きな影響力を持っている。

朝鮮半島の和平を考慮せずに、日韓関係の動向を追うことには本質から外れるかもしれない。韓国の北朝鮮に対する政策の変化が、日韓関係の変化に影響を与えているという解説記事を読むことがある。

https://dot.asahi.com/wa/2019091900098.html

朝鮮半島の和平を実現するための方策は何だろうか。

日本がどんなに微力であっても、朝鮮半島の和平に貢献できるかどうか、日韓関係の日本側の最終的な目標ではないだろうか。上記のURLの記事とは真逆に。

p.s.
ベトナムの方々で、すごく親日な方にお会いすることがある。
ベトナム戦争の際に、日本で「ベトナムに平和を市民連合」などの活動に言及される方がおみえになる。
政府が何かをできなくても、市民がなにかし続けることで、貢献できることがあるかもしれない。
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台風に備える

台風に備える
https://tenki.jp/docs/note/typhoon/page-5.html


住んでいる場所、働いている場所、移動経路が危険地域の可能性をさぐる

1. 土砂崩れの可能性

2. 鉄砲水の可能性

3. 土石流の可能性

4. 床上浸水の可能性

5. 鉄塔・構築物(電柱等)の倒壊の可能性

6. 車、列車、船舶、航空機器の危険性

7. 飛来物(看板・屋根など)の危険性

どこにいるのが安全か。
今、移動して大丈夫か。
避難先は安全か。
避難経路は安全か。


とっさの場合に判断に迷うことがあるかもしれない。

1
事前に想定していなかった箇所での河川の決壊、
土砂崩れ、浸水、停電などで想定した移動ができないことがある。

2.  
過去に何度か避難し、疲れた経験があり、今回は避難しないでおこうと思ってしまわないかどうか。

3.
これまでに移動した経路・方法で大丈夫だったので今回も大丈夫だ。

 
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文章の書き直し例

官公庁の文章はわかりにくいことがある。
その理由のいくつかと対策を紹介する。

1 適用対象となる複数の法律で、古い法律と新しい法律で用語が違う。

2 法律上の用語と、市場で普及している用語が違う。

3 略号などで、分野によって違う意味で使っている言葉がある。

4 読み手と書き手で、異なる意味に取れる事象がある。

5 厳密さとわかりやすさを共存させることが難しい。

対策

5 厳密な文書の他に、わかりやすい案内を作成する。
4 書き手用の文章を付録にして、読み手用の文章を本文にする。
3 略号はfull spelling をつけ、漢字表記をつける。
2 カタカナ語は用いずに、必要な場合は漢字(English)表記とする。
1 新しい文書にもとづいて一貫して書き、古い文書に基づいた文章を付録につける。

付録をつけることが困難な場合はこの限りではない。
また、プログラマが心がけるとよい文章の書き方 名古屋市 小川清 もご参考に。

事例:
定期及び任意の風しん抗体検査・予防接種について 名古屋市
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000087308.html


原文:
対象者(定期・任意)
 平成30年度までは任意の予防接種のみ助成を行っておりましたが、平成31年4月1日からは定期及び任意の風しん抗体検査・予防接種の助成を開始します。対象の方は下の表のとおりです。また、任意の抗体検査の対象者については、下にある「任意風しん抗体検査の受診を希望する方へ」のフローチャートにより、ご確認ください。

修正案:
対象者(定期・任意)
 平成30年度(平成31年3月31日)までは任意の風しん予防接種のみ助成を行っておりました。平成31年4月1日からは定期及び任意の風しん抗体検査・予防接種の助成に変わります。対象の方は下の「対象者」表のとおりです。また、任意の風しん抗体検査の対象者については、下に添付の「任意風しん抗体検査の受診を希望する方へ」の流れ図により、ご確認ください。

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活動の拠点をgithubに


https://researchmap.jp/mu0x9zy96-45645/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=206161&metadata_id=25961

twitterとqiitaのfollowerが3666人を超えました。

活動の拠点を、twitterやqiita, researchmapからgithubに移行中です。

researchmapは学術的な内容で、githubには掲載許諾が得られない可能性があるものをまず掲載させていただき、githubへの転載の許諾が得られるかどうか確認するのに利用しつづけます。

twitterは、GitHub, researchmapに掲載した内容を告知するのに利用させていただきます。

QiitaもGitHub, researchmapに掲載した内容の予備置き場として利用させていただきます。

この文章を読まれていない方には、それまでと何も変わりがありません。

Githubに拠点を移す理由の一つが、
Qiitaの当事者の根拠を示さない、限定公開への移行があります。

過去に、amazon.co.jpが、読者から文句が来ると、書き手に断らずに、
勝手に感想等を消していたという事象がありました。

amazon.co.jpの対応の不十分さから、http://booklog.jp http://bookmeter.jp
などの書籍感想サイトが流行りました。

自分では、researchmap -> mixi -> amazonと転載していたので、
順番を researchmap -> bloklog -> amazonに転載の順番を変え、その後
researchmap -> bookmaker -> amazon に転載の順番を変えました。

booklogからbookmeterに変更したのは、
掲載のない書籍の登録がbooklogは有料、bookmeterは無料だったからです。


今後は、いろいろな記事の転載の順番として
researchmap -> GitHub -> qiita
researchmap -> bookmaker -> GitHub -> amazon
となる予定です。

researchmapが運休の時は、amebaに記載していますが、
researchmapが運休の時は、github(private)か、gitlab(private)に記載する予定です。

https://github.com/kaizen-nagoya?tab=repositories

https://qiita.com/kaizen_nagoya

docker(13)設計はgit, dockerで

https://twitter.com/kaizen_nagoya
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資料


https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/takeshima08/iken-C.data/09.pdf

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国鉄中津川線

「名古屋直通」目指した幻の鉄道「中津川線」 長野・飯田まで36km 昼神温泉と深い関係
https://news.livedoor.com/article/detail/17057934/

国鉄中津川線 未成線
http://www.ogaemon.com/haisen/nakatukawa-sen/nakatukawa.html
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自動運転システムへのソフトウェアの貢献

自動運転システムへのソフトウェアの貢献

自動運転システムには、ソフトウェアの量よりもデータの量が効いて来る。
データをいかに集めるかは、衛星と自動車を動かしてのデータと、
道路網および信号機を含む交通システムが取得するデータが有効である。

各種システムから受け取るデータと、自動車自体が収集するデータをどのように処理するかがソフトウェアの構造となる。

自動車制御

AutosarというISO/IEC OSEKを拡張したリアルタイムOSで、エンジン制御、モータ制御をCANという通信方式で制御する。

OSEKのリアルタイムOSの特徴は、タスク管理よりも割り込み制御を優先し、エンジン・モータの角速度制御に対応できるようにしているところにある。

OSEKの一番機能の低い仕様は、ITRONの一番小さい仕様とほぼ同等で、オープンソースのTOPPERS OSEKを開発する際には、TOPPERS/JSPから出発している。

また、ITRONの一番小さい仕様である最小セットのオープンソースは、TOPPERS/SSPとしてTOPPERS OSEKを担当した人たちが作って来た。

自動運転制御

自動運転では、大量のデータを処理するため、TCP/IP, LINUXなどの

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SWESTという合宿型行事の魅力と、今後を托する人たちへ

SWESTの魅力と今後を托する人たちへ

SWESTという合宿型行事の魅力と、今後を托する人たちへ

#3つの異なる方向性の共存

SWESTは一枚岩ではなく、直交する3つの異なる方向性が共存していることが魅力的であった。

## 新技術系
新しい技術を取り上げ、それを単によいとするのではなく、
その技術の問題点、課題の指摘を直交する3つの異なる方向性から意見がでていたことが価値があった。

新しい技術をよいというだけでは、単なるマスメディアのやっていること。
その技術が普及するための課題として、直交する3つ以上の異なる意見が出ないようであれば、SWESTの価値はない。

基調講演ですばらしい時は、講演者自身が直交する3つの異なる意見自体を紹介されている時。

基調講演でつまらない時は、講演者の一面的で面白くない講演に対して、出た質問に対して、講演者が答えられなくても、参加者から直交する3つ以上の異なる意見が出て議論が進めばよい。

講演者の太鼓持ちのような発言をする人はSWESTには要らない。

基調講演より、公募の講演の方がよかったというアンケート結果は、SWESTに限らず、自分が組織化にたずさわった行事では、ほとんど毎回そうだったというものもしばしばある。


誰でも失敗から学ぶことがある。一度失敗することは、自主的活動では大事なこと。失敗を恐れてやらないより、やってみて失敗から学ぶことが大事。誰か、呼びたい人がいれば呼べばいい。

側からみていると、基調講演者を呼ぶ人が、基調講演者に対して、SWESTが何が貢献できるかをちゃんと説明しておらず、基調講演者もSWESTの価値がわからずに講演する場合に、面白くない場合があるように観測できる。自分も呼びたいなと思った人には、自分が直接の担当ではなくても、

## 成功事例・失敗事例

新しい技術だけでなく、旧来技術の展開でも、ちょっと視点を変えたために、あるいは、ちょっと適用分野を変えたために成功した事例は、山のようにある。

学会では新規性がないといってRejectされてしまい、大概発表の機会を奪われてしまっている貴重な資料が埋もれていることがある。

失敗事例は、なかなか対外発表する組織はなく、分析(安全分析を含む)に生かされず、結果として設計に生かされないという悪循環に陥る分野が存在することがある。
どんな失敗でも、その失敗から学ぶことによって、

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