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2016年6月の記事一覧

瓢簞崩山

2016611日は瓢簞崩山に登って来ました。この間の秀吉の千成瓢箪が崩れてしまったという訳ではありません。山の形から名付けられた山です。

 

戸寺から見た大原三山ですが、今回はここではなく瓢簞崩山に登ります。

 

井出の棚田の説明書きがあります。

 

ツノマタタケGuepinia spathulariaですかね。

 

ヤマアカガエルRana ornativentrisでしょうか。

 

ヒメベニテングタケAmanita rubrovolvataのように見えます。

 

このような日陰で緩やかな沢沿いの道が頂上近くまで続きます。途中沢の両岸を何回も徒渉してややこしいですが、テープを追って行けば大丈夫です。

 

ツノホコリCeratiomyxa fruticulosaが居ましたよ。

 

瓢簞崩山山頂です。頂上付近の土壌はポンポン山よりもベコベコしていて、その内本当に崩れるかも知れません。

 

八瀬の集落が見えますね。

 

ホウロクタケDaedalea dickinsiiですかね。

 

ツガサルノコシカケFomes pinicolaでしょうか。

 

またツノホコリです。コンディション的に変形菌探索には持ってこいの状況のようです。

 

聖護院門跡長谷廟所。岩倉長谷には平安時代に常光院が創建されたという言い伝えがあり、足利義政とも関わりが深いです。聖護院は本山修験宗の総本山で、不動明王を本尊とします。皇室と歴史的に深い関わりがあります。

 

飛騨池という溜め池があります。

 

一瞬見慣れない鳥だと思ったのですが、カイツブリTachybaptus ruficollisの幼鳥のようです。鳴き声で分かりますし、潜水もしていました。

 

朗詠谷の碑があります。紫式部にふられた藤原公任の隠棲の地ですね。「谷風になれすといかゝおもふらん 心ははやくすみにしものを」(公任)

 

岩倉には玲音が住んでいる訳ではありません。スズメPasser montanusの幼鳥のようです。

 

向こうで凸凹しているのが今登って来た瓢簞崩山です。

 

 

長谷には長谷八幡社があります。祭神は文徳天皇の皇子の惟仁親王(清和天皇)と八幡神(応神天皇)です。清和天皇は応天門の変の当事者で、清和源氏の祖ですね。武家の伝統の始まりにこういう流れがあって面白いです。天安元年(857年)創建と伝わっています。

 

植物はスギCryptomeria japonica、ヒノキChamaecyparis obtusa、ネズミサシJuniperus rigida、イヌガヤCephalotaxus harringtonia、モミAbies firma、アラカシQuercus glauca、クリCastanea crenata、スダジイCastanopsis sieboldii、ヒサカキEurya japonica、サカキCleyera japonica、アセビPieris japonica、オオモミジAcer amoenum、菌類は他にシックイタケAntrodiella gypsea、カワラタケTrametes versicolor、昆虫はモンシロチョウPieris rapae、ツマグロヒョウモンArgyreus hyperbius、シオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum、鳥は他にヤマガラParus varius、ヒガラParus ater、コガラParus montanus、ホオジロEmberiza cioides、ウグイスCettia diphone、オオルリCyanoptila cyanomelana、サンコウチョウTerpsiphone atrocaudata、アカゲラPicoides major、ヤマドリSyrmaticus soemmerringii、ヒヨドリHypsipetes amaurotis、カケスGarrulus glandarius、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos、トビMilvus migransを確認しました。針葉樹林メインなのに結構いろいろな生き物が見られました。

 

 

 

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