研究ブログ

2013年11月の記事一覧

法政大学交響楽団第130回定期演奏会

11月29日(金)、19時から21時8分まで、すみだトリフォニーホール大ホールにおいて法政大学交響楽団の第130回定期演奏会を聞きました。


今回は、山田慶一の指揮により、前半にラヴェルの「古風なメヌエット」とサン=サーンスの『アルジェリア組曲』が、後半にベルリオーズの幻想交響曲が演奏されました。


あいにく幻想交響曲の実の観賞となったため、所感をもって寸評に変えたいと思いますが、ベルリーズは第1楽章の冒頭の3小節や第3楽章のイングリッシュホルン、あるいは第5楽章のファゴットなどに見るべきところがあり、作品の勘所は押さえられていました。


しかし、休符の後の弦楽器の弓ががしばしば所定の音符よりも早く弦に触れたこと、高弦の旋律の処理がなおざりになりやすかったこと、金管楽器が安定感を欠くとともに存在感を欠きがちであったこと、さらに打楽器が「乱暴に叩くこと」と「力強く演奏すること」を混同しがちであったことなどは、押さえた勘所をより深く掘り下げることを妨げていました。


これは、一面では演奏者の修練の問題であり、他面においては演奏に最後の責任を負う立場にある指揮者の問題といえます。


実際、指揮の山田慶一は指揮者らしい動きはするものの演奏者の志向性を一つの目標に向かって束ね合わせ、導くという指揮者そのものの役割を果たしきれず、旋律を表面的になぞることに終始しており、指揮者としては発展途上にあることが明らかでした。


こうした発展段階にある指揮者にとって、幻想交響曲は主体的に取り組むには難しく、指揮者の技量に合わせるのなら曲目の水準を下げるべきであり、曲目を変えないのであれば適切な指揮者を選ぶべきであったでしょう。


その意味で、次の演奏会では、一人ひとりの奏者が持ち味を十分に発揮できない状況が改められ、よりよい演奏会の実現が期待されるところです。


<Executive Summary>
Hosei University Symphony Orchestra the 130th Regular Concert (Yusuke Suzumura)


The Hosei University Symphony Orchestra held the 130th Regular Concert at the main hall of Sumida Triphony Hall on 29th November 2013. In this time, Ravel's Menuet Antique, Saint-Saëns' Algerian Suite and Berlioz's Fantastic Symphony were performed.

 

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アメリカ野球愛好会2013年度11月期定例会合

昨日は、18時30分から20時35分まで、法政大学国際日本学研究所セミナー室においてアメリカ野球愛好会の2013年度11月期定例会合が開催されました。


今回はヨネスケ氏を招き、「ヨネスケ師匠×池井優顧問対談」と題して行われました。


芸能界を代表する野球愛好家として知られるヨネスケ氏と日米野球研究の第一人者である池井先生が、大リーグにまつわる体験や逸話、思い出深い選手や出来事、あるいは日本人選手が大リーグで成功するために不可欠な要素、さらには日本の文化の特徴などについて熱心な対談を行いました。


対談を通して、お二人の野球への愛好心の深さが伝わるひとときとなりました。


<Executive Summary>
Research Meeting of Association of American Baseball Research in November 2013 (Yusuke Suzumura)


Research Meeting of Association of American Baseball Research in November 2013 was held at Hosei University on 28th November 2013. We welcomed Mr. Yonesuke Katsura, a comedic storyteller, and the theme was "Yonesuke Talks with Professor Ikei".

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特定秘密保護法案で「アベノミクス」の成果を失う安倍首相の愚

11月26日(火)に衆議院本会議で可決された特定秘密保護法案は、現在参議院において審議が行われています。

自らの支持率の低下をも顧みず法案の成立を期する安倍晋三首相1の態度から不退転の決意と呼ばれうる要素を見出すことは決して困難ではなく、安倍首相の本法案の成立に対する意欲の高さがうかがわれるところです。

しかし、自民党の幹部が低下を気にかけるほどの高い支持率を安倍政権が得られた理由を考えるのなら、安倍首相は不適切な方向に進もうと決意したことが明らかとなります。

すなわち、安倍政権への支持率の高さは大胆な金融緩和、財政の機動的な運営、そして成長戦略といういわゆる「三本の矢」が人々に「何かが変わるのではないか」という、根拠がなく楽観的ではあるものの、前向きな考えを抱かせたこと、そしてそのような楽観的で前向きな考えが日本の社会に根を張っていた閉塞的な雰囲気を取り払ったっからでしょう。

昨年の組閣以来、安倍首相が持論である憲法の改正などを積極的に提唱せずに経済政策に注力したのは、一面においては国民の要望であった経済政策の充実ではなく教育基本法の改正などの不要不急の政策を優先するという「やりたいこと」と「やるべきこと」の区別をつけられなかったために最終的に退陣に追い込まれた2007年の経験を踏まえた結果であります。

また、他面においては、「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」を優先することで今夏の参議院選挙を有利に戦えるという実利的な判断が働いた結果によって、安倍首相は持論を抑え、現実的な政策を行えたことも事実です。

その意味において、今国会を「三本の矢」の一つである成長戦略を徹底して審議するという安倍首相の当初の目論見は決して間違いではなかったわけです。

それにもかかわらず、肝心の成長戦略に関する議論よりも特定秘密保護法案が今国会の話題の中心になっていることは、安倍首相が再び「やりたいこと」と「やるべきこと」の区別がつかなくなり、国民が真に求める事柄よりも自らの興味と関心に強く惹かれるという悪癖を再発させたことを示唆します。

確かに、特定秘密保護法案に対する人々の不安は漠然としたものであり、あるいは杞憂に過ぎないものかもしれません。

それでも、漠然とした不安は人々の行動を制約し、行動を制約された人々によって構成される社会は閉塞的にならざるを得ないことは、共産主義体制下の東欧諸国の様子を想起するだけでも明らかであって、この点からも漠然とした不安が不安そのものよりも恐ろしい力を持っていることが理解されます。

そして、閉塞的な社会は、状況をつぶさに比較すれば細部には種々の相違を含むものの、安倍首相が自ら払拭したはずの、「「アベノミクス」以前の日本の社会」と同じ雰囲気を有することになるのです。

将来に対する人々の懸念を取り払うことで人気を博した安倍首相が進んで人々に漠然とした不安を抱かせるとするのなら、安倍首相は自分自身で自らのこれまでの政権の運営を否定することになりかねません。

この点で、「とくにかくやりたいからやるんだ」という安倍首相の姿は事柄を客観的に捉えることが不十分であり、一国の首相としての能力を欠くことを示しているのです。

1 秘密保護法案、衆院通過、官邸、会期内成立に固執、維新切り捨て、空転回避見込む. 日本経済新聞, 2013年11月27日朝刊4面.

<Executive Summary>
Prime Minister Abe Denies "Abenomics" by A Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets (Yusuke Suzumura)

A Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets was passed the the House of Representatives on 26th November and would do in the House of Councilors on 27th November. Through this process it is implied that Prime Minister Shinzo Abe denies his economic policy so called "Abenomics", since by this bill social atmosphere, which has brought about an incipient recovery of the Japanese economy, would become atrophic.
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特定秘密保護法案は機密情報の漏洩に効力を発揮し得ない

11月26日(火)、衆議院本会議において特定秘密保護法案が可決され、本日参議院における法案の審議が始まりました。


参議院においても与党が多数を占める以上、特定秘密保護法案が採決されれば可決されることは明白であり、法案の成立は避け難いものとなります。


与党幹部が「無理やり採決すれば、安倍政権の支持率が落ちる。それでもいいのか」と懸念を伝えても、政府高官は「それでもいい」と強気の姿勢を崩さないという話1が示唆するのは安倍晋三首相にとって法案の成立が喫緊の課題であるということでしょう。


しかし、政府が恣意的に秘密指定の対象を拡大し、自らに都合の悪い情報を秘匿し続けるとともに、情報の統制を通じた官僚機構による支配の強化という懸念が払拭されない中、衆院において法案が可決されたことは一面においてこのような安倍首相の意欲のしからしむるところでしょうし、他面においては反対派の力量の不足の結果ともいえます。


一方、法案の支持派は、特定秘密保護法案の成立に快哉をあげることになるものの、その際にある重要な点を忘れれば、安全保障に関する機密の漏洩を防ぐという法の趣旨を効果的に活用することが出来なくなります。


すなわち、法案の支持派の根本的な発想は罰則を強化することで漏洩の発生を抑止しようというものであるものの、実際には事柄は期待するほどには都合よく進まない、とういことです。


何故なら、あらゆる機密情報の漏洩は偶発的に起きるよりも確信犯による行為という側面が強く、あえて機密情報を漏洩する人にとっては、罰則の強化、厳罰化は抑止力となるよりは、むしろ自らの行為の正当性への確信をより一層強めることになりかねないからです。


すでに本欄も指摘するように2、このような「確信犯に対しては罰則の強化は無力である」という発想は、例えば警察当局は自覚的に備えているものですが、政府の方が絶えず「厳罰化を」と口にする、というのが一般的な傾向といえます。


その意味で、「素人は、罰則を強化したが」り、「おのれが引っかかる」という指摘3は、このような機密情報の漏洩を巡る人間の心理の機微を示すものであり、厳罰をもっても機密情報の漏洩を根絶することは不可能であることを推測させます。


果たして法案の支持者たちに先人の優れた洞察力に比肩し得る想像力が備わっているのか否か、遠からずその真価が明らかになることでしょう。


1 秘密保護法案、衆院通過、官邸、会期内成立に固執、維新切り捨て、空転回避見込む. 日本経済新聞, 2013年11月27日朝刊4面.
2 鈴村裕輔, 慎重さを要する「情報漏洩に対する厳罰化」の議論. 2010年12月29日, http://researchmap.jp/jozd881zg-18602/?lang=japanese.
3 後藤田正晴, 情と理. 上巻, 講談社, 2006, 271-272.


<Executive Summary>
A Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets, a Not Effective Regulation (Yusuke Suzumura)


A Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets was passed the the House of Representatives on 26th November and would do in the House of Councilors on 27th November. However this bill is not effective ragulation to a person who are willing to leak secret information, since for such a person this regulation would play a role to excuse their challenge.

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特定秘密保護法案に反対する人々はいかに行動すべきか?

本日、衆議院の国家安全保障特別委員会は、機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案を自民党、公明党、みんなの党の3党の賛成多数で可決しました1

自公両党は安倍晋三首相が出席した委員会での質疑の後に緊急動議を提出し、そのまま採決を強行しました。現時点で与党は11月26日中に衆議院本会議に緊急上程して衆院を通過させ、参議院に送付する方針で、みんなの党を除く野党は強く反発しています1

元来、本案は自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党の4党が政府案を修正して共同提出したものです。しかし、日本維新の会は修正に合意したものの「議論が不十分」として委員会での採決に反対して退席するとともに、松野頼久国会議員団幹事長が記者団に対して「なぜ慌てて採決するか理解できない」と語り、衆議院本会議の採決も棄権する考えを示しました1

政府案への修正には合意しながら委員会での採決を退席し、衆議院本会議の採決も棄権する可能性を示唆する日本維新の会の態度は、一貫性を欠き、便宜主義のそしりは免れえません。それでも、党内に法案への賛成派と反対派を抱える日本維新の会としては、採決を巡って党内の世論が分裂することを回避するために、修正には合意しながら採決には反対し、両派の顔を立てるという戦術を採用したといえるでしょう。

一方、自公み3党以外の政党は法案に反対する姿勢を示しているものの、衆参両院において与党が多数派を占めている以上、一度法案が衆議院に上程されれば可決されることは明白であり、日を経ずして参議院でも可決されることになります。

もし、みんなの党を除く各野党が衆議院での採決を阻止しようとするなら、出席議員の五分の一以上の要求があるときに要求できる記名投票による採決を求め、いわゆる牛歩戦術によって可能な限り投票を引き伸ばすことも戦術の一つとなるでしょう。

また、特定秘密保護法案に反対する人たちが国会の前で示威行動を行うことも社会的な影響力はあるものの、自分の当落と直結するか分からない人々の行動は国会議員の判断を左右する決定的な要因とならないことは、20万人ともいわれる人々が国会を包囲したにもかかわらず日米安全保障条約が改定された「60年安保騒動」や、2012年から国会前で行われている原子力発電所の廃止を求める示威運動が具体的な成果を挙げていないことからも明らかといえます。

むしろ、有権者が自らの居住地域から選出された国会議員の事務所に5人、10人と連れ立って行き、「あんた、法案に賛成したら次の選挙では票を入れないよ」という方が、一人ひとりの議員に与える心理的負荷が大きいのですから、特定秘密保護法案に反対して行動する人たちには、行動の方針を何らかの新しい方策へと改める必要があるのかも知れません。

牛歩戦術も国会議員の事務所に行き意見を述べることも、いずれも決して容易な方法ではありません。

しかし、真に反対すべき事柄に直面したのであれば、「反対した」という事実に満足せず、自らの意図を全うするための具体的な努力が求められることになるといえるでしょう。

1 秘密保護法案、衆院委で可決 自公み賛成・維新退席. 日本経済新聞電子版, 2013年11月26日, http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2600N_W3A121C1MM0000/ (2013年11月26日閲覧).

<Executive Summary>
A Way to Object to a Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets (Yusuke Suzumura)

A Bill to Ensure Protection of Specially Designated State Secrets was passed the Special Mission Committee on National Security Council of the House of Representatives on 26th November. If one try to object the bill, they shall apply more effective way instead of the existing methods.
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【開催案内】公開講座「メジャーリーグで成功する条件」

来る2014年1月30日(木)、朝日カルチャーセンター千葉において、「メジャーリーグで成功する条件」と題する公開講座でお話させていただきます。


今回は、2013年のボストン・レッドソックスのワールド・シリーズ制覇に大きく貢献した上原浩治選手を例として、日本人選手がメジャーリーグで成功するための条件を探ります。


詳細は下記の通りとなりますので、ご興味があり、お時間の合う方は、ぜひご参加ください。


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朝日カルチャーセンター千葉
公開講座「メジャーリーグで成功する条件」


[日時]
2014年1月30日(木)、10時30分から12時


[講師]
鈴村裕輔 (野球史研究家、法政大学客員研究員)


[参加費]
会員:2,730円
一般:3,255円


[詳細情報]
朝日カルチャーセンター千葉
https://sp.asahi-net.or.jp/scgi/shop_pub/shopgen.cgi?id=S05L357RZD;tpl=a.tpl;code=0143-0040
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<Executive Summary>
Announcement: Public Lecture "A Method to Succeed in the Major League Baseball" (in Japanese with English summary)


I will have a public lecture entitled  "A Method to Succeed in the Major League Baseball" at Asahi Culture Center Chiba on 30th January 2014. If you have any interests in this lecture, why don't you participate?

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2013年度東京都高等学校文化祭音楽部門第2地区大会

11月23日(土、祝)、15時から16時45分まで、昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワにおいて、2013年度東京都高等学校文化祭音楽部門第2地区大会を聞きました。


今回は、出場した全21団体のうち、16番目の東京都立千歳高等学校の吹奏楽から、東京都立芦花高等学校(吹奏楽)、東京都立松原高等学校(吹奏楽)、私立海城高等学校(吹奏楽)、東京都立戸山高等学校(吹奏楽)、そして青フィルの6団体の演奏を聞きました。


演奏曲は、千歳高校がラガッシーの『海の肖像』(指揮:鈴木紘彦)、芦花高校がホルストの『吹奏楽のための第一組曲』(指揮:酒井治人)、松原高校がスウェアリンジェンの『シーゲート序曲』、海城高校がカーナウの『美術館の一日』(指揮:佐藤靖久)、戸山高校が八木澤教司の『ペルセウス~大空を翔る英雄の戦い~』(指揮:天野晃輔)、青フィルがワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲(指揮:流真理子)でした。


青フィルの『マイスタージンガー』前奏曲は1年間を通じて演奏する年間曲であり、次なる演奏の機会である来月の全国高等学校オーケストラフェスタ、そして来年4月29日の第29回定期演奏会に期待したい内容でありました。


他の5団体については、最も緻密な演奏を行った芦花高校と、作品を深く理解していた戸山高校が、聞き手の注意を逸らさない演奏を披露しました。


ただ、5団体のうち、作品そのものの魅力という点では芦花高校が取り上げたホルストの『吹奏楽のための第一組曲』以外にはスウェアリンジェンの『シーゲート序曲』(千歳高校)がかろうじて鑑賞に堪えるという程度で、戸山高校の八木澤教司の『ペルセウス~大空を翔る英雄の戦い~』などは、演奏が充実すればするほど作品の底の浅さが際立ちました。部分が全体を示すとするなら、今回の5曲は、吹奏楽の分野における創作の難しさを示唆する結果になりました。


一方、各団体が予定時間通りに演奏を終えたこと、さらに定刻通りに全体の進行が進んだことは、運営を担当した在校生の皆さんと演奏に参加した各団体の努力の現われといえ、好ましく思われました。


こうした点で、今回の地区音は様々な示唆に富んだ催事になったといえるでしょう。


<Executive Summary>
The Second Area Convention of Tokyo Metropolitan High School Culture Association, Division of Musical Arts of 2013 (Yusuke Suzumura)


The Second Area Convention of Tokyo Metropolitan High School Culture Association, Division of Musical Arts of 2013 was held at Teatoro Gario Showa on 23rd November 2013. In this time, 21 performances including orchestra, brass band and chorus were conducted.

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RCELAM 2013雑感

11月19日(火)から21日(木)まで、マレーシアのゲンティンハイランドに所在するアミヌディン・バキ研究所(IAB)で行われたThe 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (RCELAM 2013)は、3日間の会期中に延べ700人近い参加者を集め、盛況のうちに終了しました。


4件の基調報告と41の国と地域から参加した研究者による150件を超える研究報告はいずれも興味深いもので、多くの方と交流を結んだ人々とともに過ごした3日間は大変充実したものでした。


何より、主催者であり、会場でもあるIABの皆さんの細やかな心配りは実にありがたく、そのおかげで参加者の誰もが、大会をより実りあるものだと実感したに違いありません。


ここに、改めてIABの皆さんにお礼を申し上げるとともに、次回のRCELAM2015を今から心待ちにするところであります。


<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions the 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (Yusuke Suzumura)


The 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management was closed on 21st November 2013. I express my deepest gratitude to all person of the Institute of Aminuddinon Baki (IAB), a host organisation of RCELAM 2013, since all participants could enjoy so wonderful time during the conference. They IAB offered us so academic and heartwarming hospitality. And I look forward to participating RCELAM 2015.

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【開催報告】RCELAM2013第3日目

11月21日(木)、マレーシアのゲンティンハイランドに所在するアミヌディン・バキ研究所において、The 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (RCELAM 2013)の第3日目が開催されました。

まず、8時30分からはマレーシア大学教授のアラム・ハリス氏による第4基調講演"Leading School and System Transformation"が、10時15分から6部門に分かれての個人発表が行われました。

そして、12時からは閉会式が行われ、IAB所長のカイリル・アワン氏による式辞やマレーシア教育省長官のガファール・マフムード氏による祝辞のほか、大会の様子をまとめたビデオ映像の上映、IAB上級研究員の任命などが行われました。

基調講演、個人発表のいずれにおいても意義深い発表と熱心な質疑応答が行われ、各国から集まった研究者たちが交流を深めたRCELAM2013は活況のうちに閉幕しました。次回の大会は2015年にIAB北部支所で行われる予定です。

<Executive Summary>
The 3rd Day of the 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (Yusuke Suzumura)

The 3rd Day of the 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management was held at Institute of Aminuddinon Baki (Genting Highlands, Malaysia) on 21st November 2013. In this time, one Keynote Speeche, Parallel Sessions and Closing Ceremony were conducted.
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【開幕報告】RCELAM2013第2日目

11月20日(水)、マレーシアのゲンティンハイランドに所在するアミヌディン・バキ研究所において、The 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (RCELAM 2013)の第2日目が開催されました。

まず、8時30分からはユネスコの国際大学協会会長のズルキフリ・アブドゥル・ラザック氏による第2基調講演"Exploring New Possibilities in the Era of Sustainability"が、10時30分からはモナシュ大学教授のデヴィッド・ジンガー氏による第3基調講演"Education for Democracy: Exploring New Possibilities Globally and Locally: What the Research Suggests"が行われました。

その後、午後の部として12時から13時までと14時30分までの2回にわたり、6部門に分かれての個人発表が行われました。

基調講演、個人発表のいずれにおいても意義深い発表と熱心な質疑応答が行われ、会場は活況を呈しました。

<Executive Summary>
The 2nd Day of the 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management (Yusuke Suzumura)

The 2nd Day of the 3rd Regional Conference on Educational Leadership and Management was held at Institute of Aminuddinon Baki (Genting Highlands, Malaysia) on 20th November 2013. In this time, two Keynote Speeches and Parallel Sessions were conducted.
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